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研修生

Author:研修生
教師の卵。
個性的なメンツぞろいの「伺か学園(仮名)」で日々勉強しています。

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登場人物
日記に登場した人たちについて。
随時追加していきます。



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未分類 | 00:00:00
まだ続く、クッキー騒動
ええと、ここは図書室ですよね?

「ええ」

で、カウンターに座っているということは、シカルニさんですよね?

「そうですよ」

……ずいぶんお若くなりましたね?

「はい、フラットさん達から頂いたクッキーを食べたら。
上の棚に手が届かなくて困っています」

そういってにっこり。
シカルニさんが食べたのは、たぶん『幼児化クッキー』かな。
それにしても、どうしてこの学園の人達は、非日常をすんなり受け入れてしまうのか。
それとも僕が大袈裟なだけ……?

僕が人生に悩んでいるところへ、山中先生が駆け込んできた。
尋常じゃない慌てっぷり。ど、どうかしたんですかっ!?

「た……大変なんだ!
 ウチの生徒がいきなりセクシーな姉ちゃんになったり頭から獣耳が……ってぎゃー!」

やっぱりこれがまともな反応ですよねー!
じゃない、先生しっかりしてください!
大丈夫です、ここにいるのは研修生と司書と猫ですよ!

「なんや、騒々しいな」
「ダメだよ、図書館では静かにしないと」

あ、シャープちゃんフラットちゃん!二人のおかげで学園中大騒ぎだよ!
これ、どうやったら元に戻るの?変身する薬があるなら、元に戻る薬もあるんでしょ?

「ん?そんなん無いけど」

はい?

「せやから、無い。元に戻る薬は」

はいぃ!!?
じゃあ僕、これから先一生猫耳で生きなきゃいけないの!?
そんな……男の猫耳教師なんて、この学園でしか働けないじゃないか……
よそに行ったら確実に変態扱い……いや、もしかして女子生徒に「猫耳カワイイー」とか言われて意外と人気者?
尻尾とかもふもふしてもらえたらそれはそれで結構幸せ……

「……妄想トリップしてるとこ悪いんだけど、元には戻るよ?」

あ、なんだがっかり……いや、一安心です。
それで、どうやって?

「月の光を浴びれば元に戻る。
 だが、どんな月でもいいって訳やないらしい。
 簡単に言うと、月の光は毎日微妙に周波が違うんだけど、そのうちの一種類だけ変身解除の効果があるって事や」

ううむ、わかったようなわからないような……
とにかく、特別な日の月光を浴びれば元に戻るってことだよね。

「ま、そういう事だな」
「で、いつなら条件に合った月が昇るんですか?」

そう、大事なのはそこだよ!
僕らはいつになったら元に戻るの!

「ウチの計算によると……10月31日や!」

ええー……何そのご都合主義なお月様。
いや、ツッコミどころはそこじゃない。僕らハロウィンが終わるまでこのままってこと!?

「ま、ええやん。もう何日もないし」
「仮装ってことにすれば、そんなに不自然じゃないから大丈夫だって」

大丈夫……なのだろうか。
いや、深く考えるのはよそう。
元に戻るだけマシ。うん。

なんとかショックから復活した山中先生が、生徒達の家庭に連絡するべくふらふらと職員室へ戻っていった。
ああ、哀愁漂う後姿……大変だけど頑張ってください。

「先生も、滅先生や静謐先生に報告しに行かれた方がいいんじゃありませんか?」

それもそうだね。じゃあ今すぐ………
……いや、やっぱり後で。

「?」

今、侘助先生に手を引かれて図書室前を通っていった、真っ赤な着物にかんざしで飾った女性はもしかしてもしかしなくても……
不機嫌オーラ全開のあの人に声をかける勇気なんて、僕にはありません。


未分類 | 19:00:00
相談してみた
「面白いのでお断りします」

ですよね。

「いいじゃありませんか、無害だし」

無害……なんだろうか。
頭を過ぎる第二資料室の惨劇。

「ボクも何枚か貰って、一枚食べてみましたよ。
 特に変わったことはありませんでしたけどね」

あれ、そうなんですか?

「ええ。背中に白い翼が生えたくらいで」

ああっ、本当だ!ナチュラルに馴染んでて気が付かなかった!
ていうか、羽が生えたのは大した変化じゃないんですか!

「この学校で何が起ころうと、不思議じゃありませんよ」

確かにそうかもしれない、と思ってしまうあたり、僕も順調に学園に慣れてきたらしいです。ぐすん。
ところで先生、他にもクッキー貰ったんですよね?だったら残りに『人化クッキー』が入ってるかも。
それ食べたら『猫化クッキー』の効果が相殺されないかな?

テーブルに置かれた皿を探してみると……あ、あった!
神様、僕を元に戻してください!ではいただきまー…

「止めておいた方が無難ですよ」

止めないでください、もう僕はこの恥ずかしい格好に絶えられません!

「もっと恥ずかしい格好になりたいなら止めませんけどねえ。
 さっき、榊くんがここに来て『猫化クッキー』と『女体化クッキー』を食べましたが」
「榊さん……何やってんだ」

ということは、榊くんは今頃、猫耳の女の子……?

「本人もそれを期待していたのでしょうけど。
 どうやら『女体化クッキー』は他のクッキーと一緒に食べると、変身を助長する効果に変わってしまうようですね。
 獣人になって、肩を落として帰っていきましたよ」

まだまだ改善の余地がありますね、と棗先生。
僕は指先でつまみあげたクッキーを、そっと皿に戻す。あぶなかった……

「だいたい、そんなに元に戻る方法が知りたいなら
 クッキーを作った本人達に直接聞けばいいじゃありませんか」

ごもっともで……

先生によると、彼女達はクッキー改良のため、図書室で調べ物をしているらしい。
これ以上とんでもないものを作られたらたまらない。急いで二人を探さないと!


未分類 | 00:00:00
帽子屋と兎と鼠
お菓子といえば、家庭科室。
たぶん二人もここでクッキーを作ったと思うんだけど……
滅先生、失礼しま……

家庭科室の扉を開けたら、そこは不思議の国でした。

ああ、皆様にこの光景を説明するのにこれ以上の言葉があろうか。いや無い。
シルクハットに銀髪のお兄さんと、ウサ耳の先生が、お菓子をつまみながらお茶会してます。
『大人化クッキー』と『兎化クッキー』ってところでしょうか。

「灰が貰ってきたクッキー食べたら、大変なことになっちゃって……
 とりあえず形から入ってみようと……」

とりあえずの対処法がおかしいのでは。
ああ、見れば見るほどアリスの世界。ポットが薬缶のあたり、なんとも所帯じみたアリスではあるけれど。
これでヤマネがいたら、まさに……

 ぱふぇ おいしい の

惜しい!一応げっ歯類だけど!
テーブルの上に目を落とした僕が見たのは……えーと、これは『トカゲ化クッキー』?

 それがし どらごん で ございます

あ、やっぱりそうなんだ。
でも小さいからそう見えないたたたた!僕の尻尾噛まないで!

「錬金部の二人が朝からここで何かしてたのは、このためだったんだねぇ……」

紅茶を啜りながら、しみじみと滅先生。
いや、しみじみしてる場合じゃないですよ!

「でもこの学校、もともと獣耳の人たくさんいるし……」

……それを言われるとぐうの音も出ません。

「こうなった以上、騒いでもしょうがないでしょ。
 状況に慣れるよう努力するしかない」

君達、達観してるよね。
でも僕は元に戻りたい……いやむしろ、僕より切実に元に戻りたい人がいるんです!

「だったら、保健室に行ったらいいんじゃない?」
「棗先生ならたぶん何とかしてくれますよ」

確かにあの先生なら、きっと何とか出来ると思う。
でも、何とか「してくれる」かどうかは、あの先生の性格を考えると……


未分類 | 19:00:00
クッキー騒動
風邪引いてるよりよっぽど心配です。とりあえず再び第二資料室へ。

「ちょっとアンタ、中にいるならここ開けな!」
「断る!」

あああまた厄介な人が……
侘助先生、今日はそっとしておいてあげてください。静謐先生は大変なんです。色々と。

「都合なんか知ったことじゃ……
 ……ねえアンタ、頭と尻になんか生えてるよ?」

いや、ちょっと、色々ありまして……

「色々? …………へえぇ…」

あ、嫌な予感。

「開けないならアタシがこじ開けてやるよ!
 さっさと出てきな!ほら!」

ちょ、先生ドアが壊れる!バールなんてどこに持ってたの!?

「どうせアンタも面白いことになってんだろ、コイツみたいにさ!」

こういう時はやたらと勘がいいんだから……!
あ、不気味くんいいところに!お願い助けて!

「フッ……話は聞かせてもらった。
俺に任せろ、どんな手を使ってもドアを引っぺがしてくれる!」

そっちじゃない!

「あの、すみませんが」

悪いけど取り込み中なんです!
振り返った僕の目に映ったのは、黒い猫耳。ああ、あなたも被害者でしたか……

「いや、まあ……耳はもともと生えてますが。
 ところで、榊さん見ませんでした?」

榊くん?
……あのう、つかぬ事をお聞きしますが、お名前は。

「はちべですけど」

……彼女たちは『人化クッキー』も作っていたらしいです……
その制服は榊くんの?

「いえ、たまたま近くに脱ぎ散らかされた高等科の制服があったので」

たぶんそれ、今ドアノブをもぎ取った魔女っ子のだと思う。

どうやら僕が思っていたより、被害は甚大らしい。
そういえば元に戻る方法も聞いてないし、ちょっと調べてみた方が良さそうだ。

「……お前、何だその愉快な姿は」
「うるさい!見るな!」
「あはははは、いい格好だねェ!あはははは!」

まあぶっちゃけ背後の騒動から一刻も早く遠ざかりたいだけなんだけど。
はちべ、場所変えよう。

未分類 | 19:00:00
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